iPhoneやiPadをリモコン代わりにしてPC(Mac)のKeynoteをリモート操作する方法【2014年版】
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新しくなったKeynoteではiPhoneやiPadをリモコン代わりにして、PCのKeynoteを操作するためのに以前無償で提供されていた「Keynote Remote」がなくなって、Keynote単体でリモート操作ができるようになったようなので、その設定方法やリモート操作でのメリットなどをまとめてみました。
パワーポイントよりもうちょっとかっこよく資料を作りたい
プレゼン資料を作ることは、デザイナーにとっては、あまり機会はありませんでしたが、最近ではデザイナーでも勉強会やLTなどで発表する機会が多くなってきたり、Slideshareなどにアップする機会なども増えてきました。
パワーポイントでかっこいい資料が作れないということではないのですが、PowerPoint苦手だなとか、オフィス系のソフト難しそうだな思っているデザイナーの人は多いのではないかと思います。自分がまさにそうで何度トライしても馴染めずに結局イラストレーターで作ってました。
また、もうちょっとデザイン性のある企画書を作りたいなと思っている人にとっても、Keynoteは感覚的に操作できて、ちょっとかっこよい資料が作れるのに最適なツールなのではないでしょうか?(Macのみですが・・)
Keynoteって今はいくら?
僕が初めて購入したのはVer1.0の時でしたが、その際は1万円以上しましたが、最近購入するMacには始めから入っているらしいです。入っていない場合でも、現在はPC版で2,000円、iPhone、iPadは別々の表示されていますが、片方買えば両方に入られる形で1,000円とすべて入れても3,000円で買えるので、以前に比べると格段に安くなりましたね。
iPhoneでリモート操作してみたい
またKeynoteでプレゼンするといったら、ミーハーですが、以前からiPhoneなどで操作するのは見ていたので、やっぱりはじめはKeynote使うならやってみたくなりますよね。
ということで、今回はiPhoneからiPadまたはPCのKeynoteへのリモート操作などの設定方法をまとめてみたいと思います。
PC単体でプレゼンするより、ちょっとだけメリットというか便利な点があったので自分メモの変わりにまとめてみたいと思います。
iPhoneをリモコン代わりにしてiPadのkeynoteをリモート操作する方法
以前はiPhoneでMacのKeynoteを操作するには純正アプリ「Keynote Remote」が無料でありましたが、現在はKeynote自体にリモート機能がついているようなのでkeynote以外は必要なくなりました。
まずはiPhoneからiPadのKeynoteをリモート操作する方法を見ていきます。
使用条件は下記のようになります。
- 両方とも同じWi-fiに接続している
- 両方ともBluetoothがONになっている
このどちらかを満たしていれば大丈夫ですので、どちらかを設定してiPhoneとiPadのKeynoteを立ち上げます。
STEP1:iPad側の設定をする
表示させたいスライドを開いたあと(まずはiPadでプレゼンデータを開く)に、下記を行います。
- iPadの右上の「スパナマークの」アイコンをタップ
- 「ツール」→「プレゼンテーションツール」をタップ
- 「リモコンを許可」をタップ
- 「リモコンを有効にする」をタップしてONにする
iPad側の設定は以上です。
STEP2:iPhone側の設定をする
スライドを選択していない一覧画面上で下記を行います。
- iPhoneの左上の「iphoneに再生マーク」のアイコンをタップ
- 「ようこそKeynoteリモートへ」の画面がでてくるので「続ける」をタップ
- 「Remoteを設定」画面で接続確認をします
- iPad側の「Remote設定」画面にiPhoneの名前がでてくるので「リンク」をタップ
- iPadとiPhoneに数字がでてくるのでiPad側の「確認」をタップ
- iPhone側の再生ボタンをタップでiPadのKeynoteがスタートしてiPhoneでのリモートが開始されます
iPhoneの左上の「iphoneに再生マーク」のアイコンをタップすると、「ようこそKeynoteリモートへ」の画面がでてくるので「続ける」をタップすると丸い円のアニメーションでリモート先を探しにいきます。
【注意】
「Remoteを設定」でなかなか識別しない場合があります。その場合は一度「Remote設定」をオフにしたりWi-fiでなく、Bluetoothを両方ともONにするなどするとつながりました。
iPad側の「Remote設定」画面にiPhoneの名前がでてくるので「リンク」をタップすると、iPadとiPhoneに数字がでてくるのでiPad側の「確認」をタップします。
iPhone側の再生ボタンをタップでiPadのKeynoteがスタートしてiPhoneでのリモートが開始されます
iPhoneをリモコン代わりにしてPC(Mac)のkeynoteをリモート操作する方法
続いては、PCのKeynoteをリモート操作する方法を行います。ほとんど同じ設定ですのですぐに同期が可能です。
ちなみにKeynoteはPC、iPhoneやiPadなど共に最新のKeynoteにアップデートしておきましょう。
PC側のKeynoteの設定をする
- 「Keynote」→「環境設定」を開く
- 「Remote」をクリックして「有効にする」にチェックをいれる
- iPhone側で先ほどと同様に端末を探します ※1
- PC側にiPhoneの名前がでてくるので「リンク」をタップ
- 数字がでてくるのでiPad側の「確認」をタップ
- iPhone側の再生ボタンをタップでKeynoteがスタートしてiPhoneでのリモートが開始されます
【※1】iPhoneでiPadに接続済だと、そちらを探しにいくので、左上の「デバイス」をクリックして、下にある「デバイスの追加」で別の端末を探します。一度設定したものはリスト化されるので次からはそこから選択できます。
iPhoneでリモート操作するメリット
発表者ノートでメモを見ながらプレゼンできる
iPhoneでは縦にになって、上部分にスライド、下部分に「ノート」を表示します。モニタには見せたくないけどプレゼン内容のメモなどを表示させていく際の機能ですが、これを見ながら発表することができるので、話内容や順番などをメモして置いて見ながらプレゼンすることができます。
ただし、iPhone画面が小さいのでたくさんの内容を入れる場合はiPadをリモコンにするなどするとよいでしょう。
また表示内容は右上の真ん中のボタンから変更することができます。
フリーハンドの書き込みやレーザーポインター風で見てもらいたい場所を示すことができる
iPhone上でフリーハンドの線を引いたり、レーザーポインター風で画面上を示すことができます。
見てもらいたい部分をその場で伝えることができるので非常に便利です。
以上です。
いかがでしたでしょうか?正直慣れてきたらPCのみでいいよって思うような気がしますが、やっぱり一度はKeynote持ってたらやってみたくなりますよね?
ずっと使ってなかったKeynoteですが、これから資料作りに大活躍してくれそうです。
また、これから使いやすいテンプレートを作成していこうと思いますのでブログの方で紹介していこうと思います。
この記事を書いた人
著者 : ハヤシユタカ
2001年、有限会社ムーニーワークスを設立。WEB制作の他、書籍執筆、セミナー講演、企業研修などを行う。また、クリエイター育成機関デジタルハリウッドでは1999年より講師として本科WEBデザイナーコースやデジタルデザインコースを担当。 詳しいプロフィールはこちら